換気の喚起!健康と省エネのため外気と仲良く!

【健康視点からの換気の重要性】

まだまだ暑い夏、エアコンなしでは熱中症になりかねない日が続いています。
しかし、熱中症にならないよう一日中涼しい部屋にいたとしても、
体がだるくて動けないなんてことはないでしょうか。
もしかしたら、一日中屋内にいることで、別の体調不良を引き起こしているかもしれません。

2003年「24時間換気システム」の設置が原則義務化され、
多くの住宅では給気口が設置されるようになりました。
この給気口はシックハウス症候群予防、カビやダニの発生予防のため
取り付けられるように定められたものですが、夏は熱い外気が入ってくるため、
エアコン使用時に給気口を閉める人もいるようです。

▼給気口(壁や天井についていませんか?)

密閉された部屋の中は二酸化炭素濃度があがり、体調不良の原因にもなってしまいます。
給気口は基本的に開けたまま、暑くても定期的な空気の入れ替えが、屋内での過ごし方として安全です。
同じ理由で、車のエアコンも基本は外気導入がおすすめです。
運転中眠くなることも防ぐ他、特に車の場合は車内と外気の気圧差や温度差で、
飛び石によるガラスのひび割れ範囲が大きくなることもあるので、もしもの被害を最小限にする効果もあります。

【省エネ視点からの換気の重要性】

さて、省エネの観点からの換気ですが、弊社では換気扇の過度な使用をしないように取り決めがされています。
先ほどの給気口は空気を取り入れるものですが、換気扇は空気を排出するための設備です。
日頃、現場につながるドアは「鉄製なんだから重くて当たり前」。
誰も気にすることなく気合を入れて開けていました。
そこに注目したのは代表小林。「なんでこんなに重いんだ」と考え、つきとめた結果は「気圧」でした。
工場内で全開で回していた換気扇が外気との気圧差を生みだし、ドアに重みをかけていたのです。

▼換気扇が回りすぎな様子

そこで現場の換気扇稼働を制限してみたところ、吸気と排気のバランスが正され、
ドアは軽く開閉するようなり、換気扇の負荷も減りました。

さらに冬場は、コンプレッサの排気(温風)を換気扇で外に逃がしていたのを、
工場内に循環させてみたところ、暖房効果も発揮することがわかりました。

▼排気は汚いものではない

気圧差、温度差が大きな負荷になることがわかったので、
社内では気圧差、温度差に気を付けた空調の使用が言い渡されました。
気圧差温度差の負荷は人間だけではなく、空調機器(内部モーター)にもかかります。
そこで、今度は空調の負荷を減らす取り組みがされました。

エアコンのフィルター掃除室外機にひさしをつける(風通しがよくないと逆効果)など、
取り組みはできるところから始まり、6月には屋根上散水装置が設置されました。

▼屋根上散水装置

屋根に散水してみたところ、屋根の温度は20℃低下しました。
昨年の夏はエアコン設定29℃で我慢くらべ営業、
今年は屋上散水つきでエアコン設定27℃で過ごしてみた結果、
なんと今年の方が快適なうえに電気代は低下
消費電力が下がったことで、最大電気使用量が減り契約電力も下がり、
基本料金部分からも大きく減額することができました。
散水した水道代はかかったものの、それでも削減した電気代の方が大きく、絶大な効果を確認しました。

命をも脅かす酷暑が続きますが、人間も機械も外気との関係を遮断せず、
風通しの良い仲を続けていくことが、負荷のかからない生活です。
「昔はこんなに暑くなかったのに」と思ってしまうものですが、
こんな地球にしてしまったのも人間です。
私たちから歩み寄り、地球に寄り添った生活に改善していくことが、
これからを生きていく人間の使命なのではないでしょうか。